★吹き替え版・字幕版、両方を観ての感想

   5月1日現在、吹き替え版を3回(うち一回は子連れ)字幕版を一回観ました。

   アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)以外は、おおむね俳優さん本人の声の方が
   良かった(やっぱり外見とのイメージどおり>当たり前か)…んですけど、
   いかんせん「字幕版の翻訳」がねぇ……。最初3回続けて吹き替えに行ったので
   字幕版観たら「違和感湧きまくり!」でしたよ。
   とりあえず、英訳以前の日本語の問題として、役それぞれの語調の統一くらいは
   して欲しかったですよねぇ。フロドがガンダルフに向かっていきなり

   (指輪は)「ここには置けん」

   って、オイオイ、あんたは爺様かぃ。あと「フロド様」と様づけしてる(←これは原作に
   忠実)かと思うと思えば、

   (あそこの人)「さっきからずっときみを見てる

   と、突然「タメ口」になる怪しいサム。サムは絶対フロドにタメ口なんてきくわけないのに。
   「庭師のサム」っちゅう、ナイス説明セリフをつけたのは吹き替え版翻訳の方の功績
   ですが(英語でも説明してないから)、戸田氏がタメ口きかせたりなんてしなければ、
   もうちょっとサムの立場がわかりやすくなったでしょうに。>つ〜か、原作読んでよね〜(T_T)。

   ボロミアのセリフに誤訳・珍訳が多いと聞いていたので「ああ、ここか」「ここもか」と
   気をつけて、たいてい「脳内字幕」(吹き替え版に準拠>サムの「韋駄天〜!」以外)
   で見続けていたのですが、どうしても笑ってしまったのが、アラゴルンの

   「つっこめ〜!」

   でした。きっちり「エレンディ〜ル!」って叫んでるの聞こえてんのに、なぜ
   「つっこめ」になるんだか。エレンディルはアラゴルンの遠い父祖の名前ですよね。ならば、
   意味的には「先祖エレンディルよ、我に力を貸したまえ」っちゅーような感じだと思うんですが。
   ってことは、どうしても日本語訳せにゃならんのだったら、ワタシ的には

   「南無八幡大菩薩〜!」

    を、オススメしたいですね(笑)。日本の武士が矢を放つときとかに気合入れる言葉です。
    八幡宮は応神天皇を祭っているそうですので、日本の「エレンディ〜ル」じゃないかな…と(^_^;)。
    まあ、字幕疑惑についてはいったん置いておきます。詳しいことが知りたい方は
    魅惑のFotR日本字幕版のページで見てみてくださいね。

    字幕版……というより「地声版」を観て一番良かった点は、ホビッツの4人の声がそれぞれ
    イメージに合っていたこと。ピピンなんか特に「声もかわいい〜♪」と惚れ直しです。
    あとは、サルマン様の声かなぁ。あれはやっぱり御本人の声には勝てませんね。
    フロドやガンダルフはあまり吹き替えでも違和感はなかったです。
    アラゴルンはむしろ吹き替えの方が顔に合ってるかも(^_^;)。

    そんなこんなを総合すると、もう一回ぐらい吹き替え版にも行きたかったのですが、もう
    大阪梅田では、どこでも字幕版しかやってません。ううう、難波まで行くのも遠いしなぁ…。
    あと一回は絶対に観たいけど、やはり字幕版になりそうな気配。
    「TTT」では、もっと吹き替え版の回数を増やして欲しいです。(字幕が改善されればいいんだけど)



      
    初イラストなんですが「これ、誰?」状態になってしまいました。
    ホント、誰なんでしょう(^_^;) …フロド、とか言ったら、みんな
    怒っちゃうよね〜。綺麗でも姫でもない、中途半端フロド(^_^;)。  

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