oWL LIVE REPORT (’99.6.5)
IN 京都 「都雅都雅(とがとが)」

                                                     VS Bossanova Cassanova 

*もぉっ、ほんっと久しぶりなんだもんな〜OWLライブうぅ〜! (←なんで怒ってるんだかな〜(;^_^A)
 いや、東京では先月に2回も(正確には「OWLライブ」と「げんたソロライブ」)あったんだよね。
 でもぉ〜東京まではなかなか行けないよねえ〜一応主婦やし(なあ、いけぴょん(爆))

*とにかく「今日だけは逃すまじ〜っ!」っちゅう勢いで行きましたわよん、京都まで。
 いけぴょんも一緒やから心強いし。(頼りにしてまっせ〜姉さん。・・・姉さん言うなあ〜!バキッ!!☆/(x_x) byいけぴょん(笑))
 今日はいけぴょんの愛娘「みじゅきちゃん」も一緒で、なんだかほのぼのリラックスした気分で
 ライブに向かいました。(いや、一人で行くと、ナゼだか緊張するのよね・・・・)

*都雅都雅は初めてのライブハウスだったんですが、こじんまりと落ちついた雰囲気の歴史ありそ〜な所。
 チケット代のほかに「必ずワンドリンク・ワンフード頼んでください」ってシステムだったのが困ったぜぃ。
 特急乗ってる間に、腹減ってた倒れそうになったもので
阪急の隣のモスでバーガーとシェイク食べて来てしまったんだよう(涙)。
 
ポテトは食ってなかったので、チューハイとフライドポテトを注文。(結局、食うんじゃん!)

*対バンのボサノヴァ・カサノヴァさんはツインギターにパーカッションの3人編成。
 ボーカルのお2人のハーモニーがすっごく綺麗で、1曲目の、たぶんCMにも使われていた♪花を買って帰ろ〜花を買って帰ろ〜♪
 って歌もカワイイ感じだったので、てっきり「爽やかアコースティックトリオ」なのかと思ったら、ところがどっこ〜い!!
 『わたしがあなたにつけたキスマークに、あの人が気付けばいいんだわ』(文章ちょっと違うと思うけど)ってな感じの歌詞を
 激しいアコギサウンドに乗せて歌うという、すっげ〜意表を突いた技を見せてくれたりして、
 さすがOWLと「VS」するだけのことはある(?) 濃ゆ〜いアコースティック・バンドさんでした。
 ドラムを使わず、たくさんのパーカッションを使いこなしたリズム感覚も独特で、なかなか良かったです。

*そして、2バンド目が我らがOWL。(ワタシのOWL、アナタのOWL、みんなの・・・ええかげんにせえっバキッ!!☆/(x_x) 
  vo&gのげんたさん&ギターの伊藤保さんと、今日はサポートのベースのぺっぺいさんの3人編成。
 (最初、てっぺいさんかと思ってたのに「ぺっぺい」さんだったのね(;^_^A )
 1曲目は、一番新しい(といってもおととし出たのだが;)アルバムに入ってる
『in the world end woods』
 激しくギターかき鳴らし系のイントロは、アコースティックバージョンでも雰囲気変わらずに、心躍らされます。

 げんたさんが歌いはじめた瞬間、やっぱ圧倒的な声の威力に一発でマイリました。
 このHPのバンド紹介でも色々と「歌詞がど〜だこ〜だ」とか言ってますが、やっぱ
 「歌ものの音楽は『声』が一番大切」なんだって思ったなあ〜、久しぶりにOWL聴いて。
 ピーンと危うく張り詰めたハイトーンの奥に、微妙にかすれて引っ掛かる声質が隠れているげんたさんの声は、
 当たり前なんだけど、今のOWLの曲調を表現するには無くてはならないもの、だと思う。
 確かに曲自体が好きなことは好きなんだけど、「この声」でなかったらこんなに好きじゃなかっただろうな、と。

*2曲目はデビューアルバムに入っていたほうの『森へ帰ろう』 
 この曲はさわやか系なので、OWL初心者にもオススメ。(でもCDが手に入りにくいっす(ーー;)
 
♪ きみをのせて〜 標ない道〜 時の河越え〜 森へ帰ろう〜〜♪
  で、「きみを乗せる」のって何に乗せるんかな〜?(突っ込み、いけぴょん風(爆))
 車? 自転車? 歌詞にも出てくるからゴンドラ? それか「じかに背負う」のか? 背負ってくれるならオレも乗るぞ!(ちゃうっちゅうに)

『ジャニスの頃』は、アコースティックより、最後にシャウトのあったロックヴァージョンのほうが正直、好きかも。
 今のヴァージョンもそれなりにとても聴きやすくていいのですが。

『K』をやることはkumiさんから聞いて知ってたけど、生で聴けるなんて、すっごく嬉しいな〜。
 ’96年の夏頃から、『K』をモチーフにして、いくつ小説を書いたことか。
 陽の目を見てるものはあまりないけれど、その作品群の流れから『BEAT KIDS』が生まれたわけなんですよね。
 そして『BEAT KIDS2』にも、やっぱ出してしまった、ワシなりのKちゃん(;^_^A。
 げんたさんの大切な思い出の「Kちゃん」とは、きっとかけ離れてしまってるキャラだけど、
 やっぱゲンタくんの相手役(?)はKちゃんでないと、雰囲気出ないのよ〜〜。(あっ、もしかしてこれって、発行前にネタばれか?)

*お次はげんたさんのテーマソング『boy from ginkgo street』(直訳:銀杏通りから来た少年)
 いや「銀行街から来た少年」ぢゃないんだよね。(わかってるって〜そのくらい)
 この歌も、すごく好きな曲。でも、これって昔も今もちゃんとした音源化されてない曲なんだよな〜。
 ほかにもOWLの曲は「いい曲なのにCDになってない」って曲が多すぎる。

 で、もうおととしあたりから「出る」「出す」「出したい」「そのうち出るはず」・・・・と紆余曲折してきたマキシシングルの話が
 今夜ついに明らかに!! (・・・いや、そんなたいしたことでもなかったですが)
 「ついに、7月の25日に出ます」とげんたさんが言うたら、客席から「6月25日やって言うたやん」という声が。
 「6月25日・・・って言うたんは、俺か? 俺が言うてたんか? 俺が悪いんか? 俺が悪いねん!」(細部はちょい違うっす)
 ってな感じで語尾が変化してくのが、なんだか可笑しい〜&ほほえましいっす(^_^)v。
 しかし、やっぱり保さんとげんたさん、相変わらず日程の記憶が食い違ってたよ。保さんは「7月27日発売」って言ってたけど・・・。

*で、マキシを待ってたみんなのためにこの曲、って言ってた『Dang Dang』だけど、
 これは、マキシに入る曲だってことなんでせうか? (OWLはおやつに入りませんが・・・・おもろくねえ〜っ!バキッ!!☆/(x_x))
 
♪ キャラコのシャツと、洗いたての髪で、きみをさらいに行くからね〜♪
 これも、ちょっと古めの曲で、最近のOWLにはあまりない、さわやか系な曲。
  「シャツ」って言葉や、Dang Dang Dang Dang〜っていうフレーズで、USHIOはなんでか、
 
チープ・トリックの『I want you want me』を思い浮かべてしまうんですが、皆様はどうでせう?(って訊かれてもねえ(;^_^A)

*ここで、ライブの定番『ユウレイの歌』。 これをやる前に「月の光の話」をげんたさんがしてたけど、
 はっきり覚えてないので、書かない。っつ〜か、USHIOはあんまりライブのMCを覚えよう(一字一句覚えよう)という気が
 ないみたいなのよね。自分さえ、心のどっかにその内容を引っ掛けておければいいや・・・って感じで。
 だから、ライブレポート書きには、本来不向きな人材でごぜえますのだよ、ファッハッハッハッ(←ナゼに高笑い?)。

 『ユウレイの歌』も、今だにワタシの「創作魂」をズキズキと刺激し続けてくれる、得難い歌です。
 
♪ 月の吐息も凍る時間 遠い十字路流れゆくは あれは誰が残した言葉 ♪
 
言葉のユウレイが、蒼く凍った時空の闇をさまよい、徘徊している・・・こんなにも抽象的でいながら、情景的な歌詞が
 ほかにあるだろうか? 最初、ロックバンドで奏される曲として、この歌詞を聞いたとき、マジで鳥肌が立った。
 この曲だけじゃないけれど、OWLの曲を聴くと、目の前に情景が流れ続け、日常生活に支障をきたす・・・
 というところまで、イッちゃってた時期がほんとにありました。(いや、ほんまマジでね)
 結局、OWLの=げんたさんの歌詞と拮抗した情景的(叙情的)小説を書く力はワタシには無く、
 まったく違う方向性からOWLに近づこうとしたところから、少年小説を書く道が開けたわけだったのです。(私事はこのへんにして(;^_^A)

*そして、これは絶対マキシに入るはずの『夏の日』。これは、聴いた回数少ないはずなんですが、昔から知ってたような気がする
 懐かしいイイ曲です。まあ、OWLの曲って、たいがい「なつかしい」感じなんですけどね。
 あ、なつかしいけど、情熱的な曲でもあります。マキシシングルがほんと待ち遠しいね。

*ついにライブのラストの曲は「伊藤保、一世一代の名曲」の『あしたは晴れる』
 アルバムのタイトルチューンでもある曲。保さんの手によるメロディーはシンプルで暖かく、
 げんたさんの書く歌詞と絶妙に溶け合って、まさに名曲ですわよ〜ん。(こんな言い方したら名曲に見えへんやん・・・)
 
♪ たとえきみがどうしようもないほど弱く シリアスな人だとしても ぼくは
    きみを元気づける物 あれこれ並べ 「世界もそれほどすてたもんじゃないよね」と笑おう ♪
  
3年前(かな? 確か)の冬の、プラネタリウムでのライブで、初めてこの曲を聴いたとき、そのときから、
 卑屈でウジウジしてどうしようもない弱虫だったUSHIOが、自分や世界じゅうのいろいろなものを
 信じられるような、素直な心に変われたような気がします。
  ただ上手い小説を書きたい、とか言うことじゃなくって、自分も人を元気づけたり「世の中すてたもんじゃないよ」
 って人にわかってもらえるような言葉を発していきたいと、思い始めたのは、確かにあの時からだから。
  ・・・・・・ってことは、USHIOのライバルって、げんたさんなのかも〜?!?(おおぅっ、爆弾発言っ!?)

*アンコールは、保さんの希望により(?)演奏された『遠い記憶』
 確か2NDアルバムにある曲で、ライブでやると、伴奏のギターのアルペジオがとっても綺麗です。
 これも、最近の曲にはあまりないタイプの恋愛の歌。なにか過去のあるらしい女の子と暮らす決心するんだよね。
 ・・・・・ってこれは、げんたさんの実体験なのか、みんな想像して・・・って言うことだったんですが(by げんたMC)
 まあ、今現在は暮らしてないらしいっつ〜ことだけは確かだよな。(←お〜い、また暴言(ーー;))

*レポUPしてから、何度も書き直してる、効率の悪いワシ・・・。
 いや、書き忘れてた(USHIO的には重大な)こと一つ発見!
 げんたさん、髪切ってた。前髪も切ってた。超〜らぶり〜♪♪(・・・これはあくまでワシの私見ですが)
 あ〜、演奏中の写真撮って、それをイラストに使えば良かったなあ(・・・え? それってなんのイラスト? わ〜っまだ秘密じゃん(爆))

 ううっ、あんまし「OWLの魅力の紹介」になってないライブレポで、すみませんm(_ _)m。
 OWLはUSHIOが、最初に「追っかけもどき」なことをやった記念すべきバンドなんです。(30過ぎて「追っかけ」やんなって(ーー;))
 もうすぐ
「NEW マキシシングル」も発売予定なので、少しでもたくさんの方に聴いてほしいです。
 派手なバンドじゃないですけど、曲も演奏もボーカルの声も、他に比べるものが見つからない個性があります。
 全ての人にウケるとは思いませんが(;^_^A )、もっとたくさんの人が聴いて、気に入ってくれても全然不思議じゃない
 すばらしい歌をたくさん作っているバンドです。まずは、新しいシングルから、ぜひ聴いてみてください。

 ≪このライブレポの壁紙は、らいむさんのHPから拝借した「こげんたちゃん」の壁紙です(笑)。≫            


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