「やあ、やっとおいついたな」
キルケゴールが、あかねちゃんとおなじたかさまで おちてきました。
「このゴセンにのっていかば いえにかえれるからね。おたまじゃくしも たくさんとれた
ことだし、ぼくはここで しつれいするとしよう」
キルケゴールはおおきなくちでわらい きどったちょうしでかたてをふると
ゴセンのすべりだいにのったあかねちゃんから、どんどんとおざかっていきました。
「さよならー。ありがとうー」
あかねちゃんはバケツをかたてでかかえてすべりながら、
キルケゴールにてをふって サヨナラしました。